初めてのカメラ何にしようか悩むな〜
ん?ボディとレンズがセットになってる「レンズキット」とかいうものもあるんだ。なんかお得そうだしよく分からないからこれでいいかも!(Amazonポチっ
ちょっとまったああああ!!!
ちゃんと調べないと!
レンズキットはメリットもあるけどデメリットも多いんだよ〜
え、そなの!??
こんにちは。キクバヤシです。
ということで今回は初心者必見の「レンズキット」についてです。
にゃん吉くんの様に初めてのカメラ購入って何も分からず、安くてお得そうなものを選んでしまいがちですよね。
特に初心者殺しの代表格(言い過ぎ)のレンズキットはこれからの長い写真人生においては正直おすすめできないんです・・・メーカーさんには悪いけど
なぜ初心者カメラマンにレンズキットがおすすめできないのか今回は解説していきます!!
レンズキットってなんぞや?
まず、れんじゅきっとぉって何ぃ?
というとこですね。
コンデジを除く普通の一眼レフ、ミラーレスカメラはどちらもレンズの交換ができることがウリですよね。
そのため、本来はカメラ本体のボディとレンズを別々で購入することになるのですが、レンズキットはその手間を省いてボディとレンズをセットにしたお得なパックみたいなものです。
普通にボディとレンズを単品で買うより安く、そこまでカメラに詳しくない初心者でもこれだけ買えばすぐに一眼ライフをスタートできるという手軽さが人気の理由です。
また各メーカーそれぞれ違いがあるものの例えばキャノンのEOS Kissのセットでは
「18-55mm」の標準レンズ1本がついたスタンダードセット
「18-55mm」「55-250mm」の2本がついた望遠撮影も可能なダブルズームキット
が展開されてます。
ダブルズームキットではかなり遠くのものまで撮影できます。
月くらいなら撮れちゃいます(すごそう
一見するともうこれでいいじゃん感ありますよね。
と言うのも、ボクもレンズキットでデビューしたので笑
なんだかんだ4年(だいぶ長い)は使っていましたが徐々に後悔することに・・・
レンズキットのメリット
もちろんメリットはあります。
先ほど軽く説明した通り
・知識がなくてもとりあえず一眼デビューが誰でも簡単にできる。
・バラで買うよりも多少は安い。
・そんなに使う予定はないがとりあえず子どもの記録用に。
・比較的レンズが軽い。持ち運びやすい。
・ダブルズームキットならほとんどの画角が補える。
などなど。とりあえず最低限撮れれば良い。
と言う方には丁度いいとは思います。
しかし、このメリットは次のデメリットにも関係してくるので要注意ですね。
レンズキットのデメリット
さて本題です。
現実的なことを書きますが決して、買うな!とは言いません笑
下記の点で自分の使い方に対してあまり関係なさそうだったら全然購入もありかと思いますので。
実際に購入した身として参考にしてもらえればと思います。
①レンズの性能が悪い
安いものには訳があります。福袋には大体いいものは入ってませんよね。
まず、軽いとメリットをあげましたがこれはイコール光学性能が悪いためと言うことにもなります。
高い高性能のレンズは中身にもたくさんのレンズが組み込まれているため重厚感があり、サイズも大きくなる傾向があります。
そのため簡易的な設計のため「レンズが暗い」「解像度が良くない」ということになります。
レンズが暗いというのはどういうことかというと
F値(絞り)の数値が低くできないので暗い場所を撮影するのが苦手だったり、絞りを開けて背景をボカすことがほぼできません。
ズームレンズ自体そもそも、明るくはないものですがレンズキットについてくるものは
18-55mm F4-5.6
55-250mm F4-5.6
といったように最低でもF4までしか下げられません。
シンプルに言うとこのF値が低ければ低いほど明るく、背景をボカすことができるレンズと言えます。
ズームができない単焦点レンズではF1.4〜1.8といった商品が多いためここがやはりレンズキットとの差ですかね・・・
②正直スマホ写真とあまり違いがわからない
え!って思いますよね。
これは上記のレンズが暗いと言うことが関係してくるのです。
せっかくスマホよりいい写真が撮りたくて買ったのに泣
という声も聞こえてきそうですが、スマホも日々進化してきており正直ズームレンズ程度の描写はスマホでもそこそこ撮れちゃいます。
正確に言えば、一眼のセンサーとスマホカメラのセンサーはサイズが全く違うので引き伸ばしたり細かいことを言えば勿論一眼の圧勝です。
ですが、スマホの小さい画面で見比べたら結構僅差だと思います。
じゃあ実際のところ一眼のメリットはなんなのかと言うと
背景をいかにボカせるかなんです
プロ感を感じる最大のポイント、これが一眼レフのウリなんです。
スマホも対抗してポートレートモードなんて背景を加工でボカせるように進化してきてますが、あれはあくまでも加工処理してボカしてる風なだけなんです。そのため写真をやってる人から見れば違和感ありまくりです。
そうなんです。F値が低くできないキットレンズは背景をボカせないため、唯一の一眼レフの武器を全く活かせないということなんですね(これじゃスマホでいいんじゃない?)
せっかく高いお金出して買ったのに普通の見慣れた写真が撮れてもなんかテンションあがりませんよね・・・
③結果一眼レフの素晴らしさを知る前に飽きるorもう重いからスマホでいいやーになる。
ほとんどの人はこうなって即引退します。周りの人もそうでした。
「撮ってもあまりスマホと変わらなかったから使ってない」
「一眼を使う意味があまりなかった」
「重い。かさばる。」
写真趣味を続けていくには、やはり最初のファーストインプレッションで「一眼ってやっぱすげえ」という体験をすることが大切だと思います。
そういった意味でも性能面だけではなく写真ライフの弊害となってしまう恐れがあるという点でもあまりおすすめできません。
最初に買うなら多少勉強してでもバラ購入がおすすめ
初心者であればあるほど一眼レフの描写に感動してほしいので、結論としては単焦点をおすすめいたします。
レンズキットと全く違う描写に絶対驚くと思います。
そして絶対カメラにハマります。
Canonなら使い勝手の良い安い単焦点レンズもたくさんありますので正直キットレンズ買うのと同じくらいの価格です。
コスパ最強の50mmや
寄りも引きも強い超万能24mmなど
このような安いラインナップでもプロのようなボケ感を味わえますよ。
「レンズキットはダメでもやっぱズームレンズがいいなぁ」
というボケ感を捨てて利便性がどうしても欲しい方にはこんなのもあるので1本はこんなのも持っておくのはありかと思います。
18-300mm !!
これ1本でダブルズームキットの2本分のズームができちゃいます。
要するに少し調べればレンズキットよりコスパが勝る商品というものは実は沢山あるのです。
情報力で差がついてしまう残酷な社会ですね・・・初心者に厳しい・・・
自分だけ損してる!という後悔を回避するためにもカメラ購入前に沢山カメラ知識について勉強することは今後の写真ライフにおいても重要なことなので、ぜひ時間をかけて事前知識を増やす癖をつけておきましょう!
後々嫌でも勉強することになりますが笑
ただでさえカメラ趣味はお金がかかるので無駄な出費を抑える為にもおすすめ致します。
結論:できれば早めに単焦点の世界を知ろう!!
初心者が(飽きる前に笑)簡単にプロっぽい写真が撮れる単焦点を最初から買うのが理想です。
単焦点というと焦点が固定なので難しそうとか、最初は無難にズームレンズで〜ということを考えがちですが写真を上手くなる為にも最初から単焦点の世界を知った方が長く楽しく撮影ができますし必ず撮影技術も向上します。
自分も長くズームレンズを使ってきましたが、一度単焦点を使い始めたらもうレンズキットには戻れません笑
スマホでも撮らなくなりました。
せっかく本格的なカメラを買うなら他の人のスマホ写真と差を付けたいよね!
それを強く感じるのはボケ感だと思うから、出来るだけ初心者ほどキットレンズは避けて単焦点レンズに是非調整して欲しいな〜
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